【業績推測】お花の定期便「bloomee」運営のユーザーライクが20億円調達

ユーザーライク アイキャッチ

お花の定期便「bloomee」を運営するユーザーライク。

2022年1月に21億円の資金調達を発表しました。

PR TIMES:花のサブスク「ブルーミー」21億円の資金調達、総額40億円に。事業拡張も視野に入れ社名変更

この記事では、図解を使ってユーザーライクの提供価値やビジネスモデル、将来性の予測をどこよりも分かりやすく解説します。

記事の後半では一般的に公開されていないユーザーライクの業績推測や将来予測・上場観測を行っています。独自に算出しているものなので正確性は担保できませんが、参考情報としてご覧ください。

bloomee公式サイト

目次

ユーザーライクのミッション

ユーザーライクのミッションは「ユーザーさんの、うれしいを創る」

花の定期便を主な事業とする会社らしく、やさしい言葉でつくられたミッションです。

ユーザーライクのミッション

ユーザーライクの資金調達推移

ユーザーライクはこれまで20億円近くの資金調達を行っています。

今回はジャフコ、JICベンチャーグロースインベストメンツ、農林中金キャピタルを引受先として資金調達を行ったと発表しました。

ユーザーライクの資金調達

ユーザーライクの提供価値

ユーザーライクが提供する価値は「定期便によって花を買いに行く手間を減らす」こと

自宅やオフィスに花を飾りたい。でも都度買いに行くのは手間がかかるという方に対して、郵送で花を定期的に届けるサービスを展開しています。

ユーザーライクの提供価値

ユーザーライクのビジネスモデル

ユーザーライクのビジネスモデルは至ってシンプル。

WEB上でレギュラー、リッチ、体験プランの3つの内どれかのプランを選ぶことで、プランごとの花が指定の住所に届けられます。

ユーザーライクのビジネスモデル

ユーザーライクの会社概要

ユーザーライクは2014年の会社。

従業員32人ながら一定の額の資金調達を行っています。

ユーザーライクの概要

ユーザーライクの業績推測・将来性や上場可能性も予測

ユーザーライクの第5期決算公告では8,200万円の赤字となっています。

資金調達の額からすると赤字は小さい印象。

ここからは、その他の情報を基にユーザーライクの業績推測や将来性の予測、上場観測を行います。

※ あくまでBIZ GROWが独自に算出しているため、正確性を担保するものではありません。参考情報としてご参照ください。

ユーザーライクの現状の業績推測

ユーザーライクが公表している会員数は10万世帯。

「会員数」と表現しているのが気になります。

bloomeeの公式ページから申し込もうとすると最初にメールアドレスとパスワードを登録することになりますので、恐らく一度でも使ったことのあるユーザーは「会員」としてカウントしているのではないでしょうか。

このうち、どれぐらいの割合が継続してサービスを利用しているか(アクティブ率)がポイントになります。

一度体験で登録をしてみたといった数も含んでいると思うので、超概算でアクティブ率は1.5割〜3割と予測。

レギュラープランが1回あたり880円。毎週と隔週配送が選べるので間をとって月に3回配送とすると、アクティブ率1.5割で年間売上5億円。3割で年間売上10億円となります。

ユーザーライクはオフィス向けのサービスも行っているため、実際にはこれよりも売上高は大きいことが予想されます。

ユーザーライクの業績推測

ユーザーライクの将来性予測

農林水産省の資料によると、日本の花き販売の市場規模は約5,000億円。

いまのところ、この市場の大部分は生花店や小売店での売上でしょう。

花のサブスクリプションがさらに普及し、同様のサービスを展開する競合と比べて優位性を確保できれば売上高は数百億になる可能性もあると言えます。

ユーザーライクの市場規模

ユーザーライクの上場観測

ユーザーライクは今回調達した資金を使って更なる顧客拡大、プロダクト体験の強化、サスティナブルな仕組み作りの推進強化、toBやギフト事業の本格化を行う方針。

累計40億円の資金調達を行っており、市場のなかでも安定的な顧客基盤ができてくるであろうことから、数年以内に上場することが予測されます。

当サイト「BIZ GROW」について

当サイト「BIZ GROW」は、成長企業のビジネスモデルや提供価値を解説することで一人でも多くの人が最新のビジネススキルを高めて仕事を楽しめるようにすることを目的としたサイトです。

今後も新規上場企業や注目の未上場企業のビジネス解説、最新のビジネス用語について図解を用いて分かりやすく解説します。

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この記事を書いた人

某スタートアップの事業開発責任者。BIZGROW編集長。

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