【ノーコード】STUDIOが3.5億円の資金調達。業績や将来性を予測。

STUDIOのアイキャッチ

ノーコードでWEBサイトをデザインできるサービス「STUDIO」がシリーズAで3.5億円の資金調達を行ったと発表しました。

PR TIMES:ノーコードWebデザインプラットフォーム「STUDIO」、One Capitalをリードに3.5億円のシリーズ A資金調達を完了。

この記事では、図解を使ってSTUDIOの提供価値やビジネスモデル、将来性の予測をどこよりも分かりやすく解説します。

記事の後半では一般的に公開されていないSTUDIOの競争優位性や将来予測・上場観測を行っています。独自に算出しているものなので正確性は担保できませんが、参考情報としてご覧ください。

外部リンク:STUDIO公式サイト

目次

STUDIOのミッション

STUDIOは今回の調達と同時に新たなミッションを発表しました。

他の企業のミッションと比較するとかなり長い文章ですが、事業に対する思いが感じられます。

STUDIOのミッション

STUDIOの資金調達推移

STUDIOはシードとプレシリーズAで1.8億円を調達しています。

今回の3.5億円と合わせて、累計調達額は5.3億円となりました。

STUDIOの資金調達

STUDIOの提供価値

STUDIOはWEBサイトを構築・管理したい法人やフリーランス、団体が簡単にWEBサイトをデザインできるという価値を提供しています。

コードを書かずとも直感的にプログラムを構築できる「ノーコード」は昨今のトレンドでもあります。

STUDIOの提供価値

STUDIOのビジネスモデル

STUDIOはノーコードのWEB作成ツールをクラウドで提供するSaaS企業。

ユーザーはプランに応じて月ごとに利用料の支払いを行います。

STUDIOのビジネスモデル

STUDIOの会社概要

STUDIOは10名強で運営している会社。

ユーザー数は20万人以上、35万以上のサイトがSTUDIOで作られていると公表しています。

STUDIOの概要

STUDIOの業績推測・将来性や上場可能性も予測

STUDIOは決算公告を出していません。

ここからは、その他の情報を基にSTUDIOの業績推測や将来性の予測、上場観測を行います。

※ あくまでBIZ GROWが独自に算出しているため、正確性を担保するものではありません。参考情報としてご参照ください。

STUDIOの現状の業績推測

STUDIOのユーザー数は20万人以上と公表されています。

この数に、月額980円のプランをかけると年間の売上は23億円。

ただし、この「ユーザー数」は定義が曖昧で、例えば100人従業員がいる法人で1サイトを作っていてもユーザー数100人とカウントしている可能性もあります。

このあたりは正直良くわかりませんが、シリーズAの調達額からしても売上は数億円程度と推測します。

STUDIOの将来性予測

企業や団体のWEBサイト構築のニーズがまだまだ高まっていくことは確実でしょう。

STUDIOの将来性を予測する上での論点は、競争優位性を確保できるか。ユーザーに選ばれるサービスかという点。

現在、CMS(Contents Management System)所謂WEBサイトを構築するサービスの市場シェアはWordPressが8割以上と圧倒しています。

このサイトもWordPressで構築していますが、テーマを使えばほぼコードを書かずに構築可能ですし、正直ノーコードの価値がどこまであるのかはわかりません。

CMSのシェア

こちらの動画でSTUDIOの使い方が説明されていますが、これを見ても確かな優位性は確認できませんでした。

そんななか、今回のシリーズAの引受先がOne CapitalとD4Vというどちらも有力VCであることが大きな注目ポイント。

特にOne Capitalの浅田さんはSaaS領域を中心にこれまで多くの有望企業を発掘されているので、一般的には見えないSTUDIOの大きな可能性を見出していると推測します。

STUDIOの上場観測

STUDIOはまだシリーズAの会社なので、現時点での上場観測はできません。

今後、どのようにシェアを拡大してくのか注目です。

当サイト「BIZ GROW」について

当サイト「BIZ GROW」は、成長企業のビジネスモデルや提供価値を解説することで一人でも多くの人が最新のビジネススキルを高めて仕事を楽しめるようにすることを目的としたサイトです。

今後も新規上場企業や注目の未上場企業のビジネス解説、最新のビジネス用語について図解を用いて分かりやすく解説します。

ぜひ当サイトのブックマーク、ツイッターインスタのフォローをお願いいたします。

よかったらシェアしてね!

この記事を書いた人

某スタートアップの事業開発責任者。BIZGROW編集長。

コメント

コメントする

目次
閉じる