【MEO対策とは】店舗マーケティング成功のコツを公開

MEO対策

MEO対策を知らない店舗運営者は、これからの時代に生き残りが難しくなります。

この記事では、店舗集客を大幅に増やすための「MEO対策」について基礎から成功のコツまで徹底的に解説します。

この記事で解決できる悩み
  • MEO対策って、そもそも何?
  • どうやってやればいいの?
  • 本当に効果があるの?
目次

店舗集客を増やすための「MEO対策」とは?

MEOとは「Map Engine Optimization」の略称で、日本語で表すと「マップ検索最適化」です。

簡単に言えばGoogleマップ上でのあなたの店舗の情報を正しく、かつ競合と比べて有利に表示させるための対策です。

例えばあなたがいま静岡県浜松市にいるとします。

Googleマップを開いて「整体」「ラーメン」「ホテル」と検索すると自分の近くにある目的のお店が表示されます。

Googleマップでの検索結果

検索画面を見たあなたは、その中からどのお店に行こうかと考えますよね。

逆に、ここで表示されないとそもそも存在を知るチャンスもありません。

つまり、どれだけお店で良いサービスや商品を提供しているかと、ユーザーの認知を獲得できるかは別問題なんですね。

だからこそ、お店での提供内容や場所などをまとめて伝えられるMEO対策は、あなたが提供している価値をユーザーに伝えるための取り組みと言えます。

アメリカでは「ローカルSEO」とも呼ばれ、店舗でこの対策をしていないと致命的と言われるほど普及しています。

なぜ店舗集客にMEO対策が重要なのか?

今や、何か目的を持って店に行こうとする際にはスマホなどを使って情報収集するのは当たり前。

ユーザー動向としてお店の場所はどこなのか、どんなメニューが人気なのか、価格はどれぐらいなのかとウェブ上での情報でお店の選定を終えることもしばしば。

MEO対策を打たなければ、ユーザーはあなたのお店の情報を知ることもできずに、情報が充実している競合店に足を運ぶという結果に。

まずはユーザーに知ってもらわなければ検討すらされないので、地図検索をした際に表示されるようにするMEO対策は重要なのです。

MEO対策が必要な4つの理由

MEO対策が必要な理由1:スマホ利用率の増加

スマホ利用率の増加に伴い、ウェブ上での情報の充実は非常に重要性を増しています。

特にここ2年では8割以上の方がスマホを利用しているというデータも出ています。

商品情報やお店の場所などをまずスマホで探すケースがほとんどとなっている世の中で、ウェブ上の情報が不足しているパターンは集客において致命的とも言えます。

出典:モバイル社会研究所 https://www.moba-ken.jp/project/others/ownership20210414.html

MEO対策が必要な理由2:Googleマップのシェアの高さ

Googleマップは、80%以上の方が使ったことがあると答えられるほどの、名実ともにNo.1の地図アプリです。

グーグル検索とも連動しているので、お店を調べつつ場所をすぐ確認できるというスムーズさも人気です。
さらに、検索してそのまま現在地からのナビを起動したり、電車やバスなどの公共交通機関を使う場合の最寄り駅や出発時間などの情報を得られます。


出典:株式会社エフェクチュアル調査 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000039683.html

MEO対策が必要な理由3:Googleマップで店舗情報を確認する人が増加

Googleマップは、位置情報や目的地の場所を調べるナビゲーションとしての役割はもちろんですが、約50%の方が店舗情報を確認するための目的でも利用しています。

最新情報やメニュー・写真・口コミなどもチェックできるので、単なる地図だけでなく、検索エンジンとしての役割も果たすアプリケーションです。


出典:株式会社エフェクチュアル調査 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000039683.html

MEO対策が必要な理由4:Googleの検索結果にも反映

Googleには、位置情報を加味した検索結果を表示するというローカル検索という概念があります。

先ほど、Googleマップ上で浜松市の地図を開き「ラーメン」や「整骨院」と調べた例を出しました。

では、普通のGoogle検索で「浜松 ラーメン」や「浜松 整骨院」と調べるとどうでしょう。

Googleマップでの検索結果2

このように、普通の検索でも地図で店舗情報が表示されるようになっています。

通常のキーワード検索に位置情報の概念が加わることで、来店までのハードルが低くなりますよね。

実際にGoogleのローカル検索は売上に直結していて、検索ユーザーの76%がその日のうちに店舗に足を運んでいます。

店舗集客を増やす「MEO対策」のやり方

MEO対策をはじめたいと考えても、ポイントが多すぎて何をどうすれば良いのかわからなくて始められないという場合もありますよね。

大きなコストがかからず、アクションに繋がりやすいユーザーへ情報を届けられるMEO対策を実施したい場合のポイントをまとめてお伝えします。

MEO対策成功の6ステップ

MEO対策ステップ1:Googleビジネスプロフィールに登録する

MEO対策を実施する前に、まずはGoogleビジネスプロフィールに登録しましょう。

Googleビジネスプロフィールは、お店や企業の情報をGoogleマップに表示させるためのツールです。

MEO対策をするためには、まずGoogleビジネスプロフィールに登録を行い、基本情報を記入して公開しましょう。

MEO対策ステップ2:Googleビジネスプロフィールの情報を充実させる

Googleビジネスプロフィールに基本情報を記入したあとは、ユーザーに届けたい情報を充実させていきましょう。

おすすめメニューや価格帯、写真で商品を訴求するのも効果的です。

中でも特に、口コミと評価はユーザーの来店モチベーションに直結するので充実させるための取り組みが必須です。

MEO対策ステップ3:Googleビジネスプロフィールで口コミを増やす

Googleビジネスプロフィールでの口コミや評価数を増やしたいときには、ユーザーへのインセンティブ施策がおすすめです。

例えば、SNSアカウントで投稿する際に「口コミ投稿をしてくれたら次回来店時ドリンク1杯無料」といった次の来店に繋がる内容を入れます。

単に口コミ投稿をお願いするよりも、ユーザーにとってもドリンクが1杯無料という明確なインセンティブがあるので口コミが促進されます。

MEO対策ステップ4:評価は最後の後押し

Googleビジネスプロフィールにもある評価は、ユーザーが来店するかどうかの最後の後押しになります。

ユーザーにとって重要なのは、口コミと評価に一貫性があるかどうかです。

例えば、口コミにはすごく好印象な言葉が並んでいるのに評価が低かったり、口コミが10件なのに評価数が10倍以上あるなど違和感がある状態ではユーザーの信頼は獲得できません。

MEO業者で、口コミや評価数を上げる対策のみでMEOを成功させるといった会社もありますが、ユーザーはさまざまな情報を統合的に判断するので、違和感があれば離脱する可能性も高まります。

また、評価やコメントに対して不正があればGoogle側からアカウント停止という措置も起こります。

だからこそ、きちんと来店ユーザーに投稿してもらうように促す取り組みや、SNSを通じてコミュニケーションを取りながら投稿してもらうなど、基本的な取り組みを地道に続けることが重要なんです。

MEO対策ステップ5:MEOと平行して他の施策も

MEOは非常に有力な集客施策ですが、そもそも検索ユーザーが少なければなかなか結果につながりません。

改善ポイントを見つけ出そうとしても、ユーザーボリュームが少ないとどこに課題があるかも見つけづらいのも事実です。

だからこそ、MEO対策は単体で実施するよりも検索ボリュームを増やす施策と組み合わせる方が改善スピードが高まります。

例えば、SNSで最新キャンペーンや季節のおすすめメニューなどをユーザーに知らせて検索増加を図ります。

自分たちの店舗に興味を持って検索してくれたユーザーに対して、MEOでお店の概要や口コミ、ユーザーからの評価といった情報を届けることで安心感や興味を更に高めて来店や予約というアクションにつなげます。

WEB集客についてはWEB集客・ネット集客とは?はじめてでも成功する秘訣を公開をご覧ください。

SNS集客についてはSNS集客が丸わかり。絶対に成功する8つのステップとはをご参照ください。

MEOとSEOは関係がある

MEOはマップ検索エンジン、SEOは検索エンジンに対して最適化することで上位表示を狙うという施策で非常に近い取り組みです。

そして、MEOとSEOそれぞれの結果については、実際に相互に関係性があるとされています。

つまり、MEO上位ならSEOも上位表示されやすく検索ユーザーに情報を届けやすくなります。

これは検索エンジンを提供しているGoogleの考え方であるユーザーファーストに則っていて、ユーザーにとって有益な情報でなければ上位表示されないという考え方を強く反映しています。

MEOはこまめな情報更新や、他SNSなどからの導線の整理など地道な取り組みがメインですが、一度流れを作れば安定してユーザー流入が見込める施策です。

ユーザー流入の土台を作るイメージで基本を抑えて、しっかりと成果に結びつけましょう。

他の店舗集客方法よりもMEO対策が最適な理由

ここまで、MEO対策の重要性とその方法を解説しました。

しかし、中には他の店舗集客方法の方が優れているのでは?と考える方もいるのではないでしょうか。

MEO対策以外にも店舗への集客施策はさまざまなものがあります。

例えば、看板やチラシといった従来の手法。

またはWEB広告などの方法も考えられるでしょう。

そういった集客方法と比べてなぜMEO対策をおすすめするのか。

その理由を4つ解説します。

他の集客方法よりMEO対策がおすすめな4つの理由

1. コロナ禍で消費者のオンライン行動が加速

コロナ禍の影響で、直接的な触れ合いや密になる環境への忌避感が強まりました。

特に飲食店やヘアサロンなどの店舗に行くという行動自体にユーザーの心理的ハードルが上がっています。

事前にウェブ上で情報を収集して、スムーズに行動を望むパターンが多く、チラシを見る、看板を見るよりも地図上で検索してダイレクトに店舗に足を運ぶといった行動様式が広まっています。

だからこそ、検索時にユーザーの目に触れるかが重要なのです。

2. リスティング広告の掲載費用が高騰

検索しているユーザーに対して情報を届けるという点では、リスティング広告も有効な集客施策です。

一方で、リスティング広告は実施しているライバルも多く、1クリックあたりの単価も高騰を続けています。

特にビッグワードと呼ばれる多くの集客が見込めるキーワードだと1クリックで数万円クラスのものも現れています。

リスティング広告は、クリックに対して広告費がかかりますが、どれだけクリックされても来店や予約といった結果が得られるかは不透明なのです。

3. ポータルサイトの掲載料が高くなっている

ポータルサイトへの掲載も、ウェブで集客を行う際に有力な施策の一つです。

ページ作成も簡単で、予約機能を持っていたり、媒体としても強いのでSEOという面で考えると便利です。

しかし、ポータルサイトへの掲載は純広告の形が多く、掲載すること自体にお金がかかります。

掲載して集客に繋がらない場合もコストはかかってしまうので、費用対効果が悪化しやすいのがマイナスポイントです。

4. SNSでの集客先としてのGoogleビジネスプロフィール

SNSでの集客施策の特徴は圧倒的なアクティブユーザー数とコミュニケーションの取りやすさです。

ツールとしてSNSを考えると、インスタは写真や動画といったリッチな情報、ツイッターは拡散性などプラットフォームによってそれぞれ特徴があります。

比較して、MEO対策はバランスが良い集客施策です。

MEO対策を実施する最大のメリットは、「意欲が高いユーザーに情報を届けられる」という点です。

例えば、パン屋を検索する場合はどんな状況でしょうか。

ほとんどが「パンを食べたいから近くで立ち寄れるパン屋を探している」というパターンと考えられますよね。

つまり、検索というアクションを行っているユーザーは、来店や予約といったポイントに近いんです。

また、ユーザーのコメントや評価、写真などでリアルな情報を収集できます。

今まさに「お店に行く」という目的を持って情報を収集しているユーザーに対して、適切な情報を届けられれば来店にも繋がりやすく売上にも直結してきます。

クーポンやキャンペーンによって集客数を集めるような取り組みではないので、質が大きく悪化することも考えにくく、質と量を兼ね備えた施策と言えます。

SNSとの併用など、検索ボリュームを上げる施策と並行するとMEO対策の効果も高まるので両軸で実施していきましょう。

悪質な「MEO対策業者」に注意

MEO対策はしっかりと取り組むことで成果につながりやすい施策ですが、業者に運用をお願いする場合は「どこと組むか」でも結果が大きく変わります。

MEO対策業者は非常に増えており、中には悪質な手口で不当に効果を出そうとする会社もあります。

不当な手口として、例えばMEOには欠かせない口コミを集めるために全く来店したことがないユーザーや、空アカウントを作ってコメントさせるなどの虚偽の口コミ収集を行うことがあります。

また、MEOは実施するだけでなく結果を見て分析しながら改善を繰り返す施策です。

どれだけ理論が分かっていてもMEO対策は一度実施して終わりとはいきません。

日々の数値データを元に、どれだけスピードを早く、またさまざまなポイントからどこを改善するのかという精度を高められるかが来店数、売上に直結します。

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この記事を書いた人

某スタートアップの事業開発責任者。BIZGROW編集長。

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