食品ロスをマッチングで減らす「TABETE」運営のコークッキングが1.1億円の資金調達を行ったと発表しました。
PR TIMES:国内最大級の食品ロス削減サービス「TABETE」、総額1.1億円のシリーズA資金調達を実施。
この記事では、図解を使ってコークッキングの提供価値やビジネスモデル、将来性の予測をどこよりも分かりやすく解説します。
記事の後半では一般的に公開されていないコークッキングの競争優位性や将来予測・上場観測を行っています。独自に算出しているものなので正確性は担保できませんが、参考情報としてご覧ください。
コークッキングのミッション
コークッキングのミッションは「誰もが人間らしく創造的な暮らしを実現できる社会の実現に貢献します。」
丁寧語かつ文章で述べられているミッションは意外と珍しいです。
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コークッキングの資金調達推移
コークッキングは今回のシリーズAで1.1億円を調達し、累計調達額は3.8億円となりました。
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コークッキングの提供価値
コークッキングは食品廃棄を減らしたい店舗に対して、食品をできるだけお得に購入したい、もしくはSDGsに貢献したい消費者とつなぐマッチングアプリを提供することで解決を図っています。
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コークッキングのビジネスモデル
食品ロスを削減したい店舗はその日の売れ残りを「TABETE」に登録します。
それを閲覧した近隣の消費者がアプリ上で申し込み、決済まで完了させ、実際に店舗で受け渡しを行います。
コークッキングはその際に発生する手数料で売上を上げています。
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コークッキングの会社概要
「TABETE」に登録しているユーザーは49万人と公表されています。
また、登録店舗数は2,000店です。
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コークッキングの業績推測・将来性や上場可能性も予測
コークッキングは決算公告を出していません。
インタビュー記事で掲載されていた売上高は約20百万円。
ここからは、その他の情報を基にコークッキングの業績推測や将来性の予測、上場観測を行います。
※ あくまでBIZ GROWが独自に算出しているため、正確性を担保するものではありません。参考情報としてご参照ください。
コークッキングの現状の業績推測
前出のインタビュー記事では売上高が約2,000万円とされていました。
2022年2月の平日夕方にTABETEアプリを開いてみたところ、東京で出品されていたのは約100店舗。それぞれ平均10点程度の出品。
平均単価は500円程度。手数料10%で1点あたり50円がコークッキングの売上になるとすると、東京だけで1日5万円の売上。
全国の出店数は東京の3倍程度なので、1日15万円。年間で5,500万円の売上となります。
よって、概算の売上高は20百万〜60百万円の間と言えそうです。
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コークッキングの将来性予測
食品ロスを廃棄するという取り組みはユニークで、現時点では同類の事業をアプリで提供している企業はいません。
現在はパンやケーキを中心とした食材をメインで扱っていますが、今後スーパーやレストランにまで対象が広がっていくと売上の拡大余地も大きそうです。
一方で、アプリの自体の評価はイマイチ。
今回資金調達をしたお金を使ってUIUXを改善し、出店企業の開拓と消費者へのマーケティングに力を入れられれば大きな将来性がありそうです。
SGDs銘柄としても注目が集まりそうです。
コークッキングの上場観測
コークッキングはまだシリーズAの会社なので、現時点での上場観測はできません。
今後、どのように事業を展開していくのか注目です。
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